
「FXのスプレッドっていったい何なの?」
「FXのスプレッドについて、よくわからない!」
このような悩みを解決できます。
- FXのスプレッドとは何なのか
- FXのスプレッドの基礎的な知識
- スプレッドの重要性
FXを始めるうえで、「スプレッド」を理解することは、必須となります。
この記事では、FX初心者でもかんたんに理解できるように、「スプレッドについて」解説していきます。
FXサイトの運営者で、FX歴4年の元専業トレーダーが解説するよ!
では、早速見ていきましょう!
FX スプレッドとは?

スプレッドとは、売値と買値の差額のことです。
上の画像では、0.2銭がスプレッドになります。
スプレッドは、FXの実質的な手数料(取引コスト)になるので、出来るだけ狭い方(数値の低い方)が取引するうえで有利になります。
FXは、売値と買値が異なるので、買ってすぐに売った場合は、少し損失が出ることになります。

上の画像を見ると、売値(Bid)が100.000円で買値が100.002円になっています。
1ドル買うのに100.002円掛かるが、1ドル売ると100.000円しか返ってこないことになります。
例えば、1,000ドル買った場合は、100,002円支払う必要があります。
そして、すぐに1,000ドル売ると100,000円帰ってくるので、2円の損失になります。
その2円分がFX会社の収益となり、我々の実質的な手数料となっています。
スプレッドが狭い=手数料が安い
FXの単位は『銭』と『pips』の2種類

上の画像のようにFXで使用する単位は、『銭』と『pips』の2種類が使われます。
「1銭=1pips」で、意味合いもほとんど同じです。
では、細かい違いを見ていきましょう。
外貨/円の取引の場合に『銭』という単位が使われます。
例)米ドル/円・ユーロ/円・豪ドル/円 など
『USD/JPY(米ドル/円)のレートが、「100.000円⇒100.010円」になった場合は、1銭の上昇』ということになります。
『pips』という単位は、「外貨/外貨」と「外貨/円」の取引の両方で使用します。
例)米ドル/円・ユーロ/円・ユーロ/米ドル・米ドル/豪ドル などすべての通貨
『EUR/USD(ユーロ/米ドル)のレートが、「125.000ドル⇒125.015ドル」になった場合は、1.5pipsの上昇』ということができます。
FXで利益を得た場合は、「○○円の利益」という人もいれば、「○○pipsの利益」という人もいるので、覚えておくとよいでしょう。
スプレッドの重要性は?
先ほど説明した通り、スプレッドは、実質の手数料です。
少ない金額で取引した場合は、数円しか変わりませんが、大きな金額で取引したり、1日に何回でも取引する人(スキャルパー)には、かなり大きな金額になります。
少額でも1年を通せば、結構大きな金額になってしまうんですよ。
実際に、米ドル/円の0.2銭と0.3銭の場合だと、どれくらいの金額が変わるのか比較していきましょう。
今回は、10万通貨で1,000回取引を行った場合で検証していきます。
(10万通貨は、10万ドル。日本円では、約1050万円分の取引)
●0.2銭で取引する場合
1回の取引コストは、200円掛かる(10万通貨あたり)ことになる
200(円)×1,000(回)=200,000円
●0.3銭で取引する場合
1回の取引コストは、300円掛かる(10万通貨あたり)ことになる
300(円)×1,000(回)=300,000円
差額 300,000円ー200,000円=100,000円
1,000回の取引で10万円の差が出ることになります。
やはり、スプレッドは大切だと言えますね。
スプレッドは『変動』と『原則固定』の2種類

スプレッドは、『変動制スプレッド』と『原則固定スプレッド』の2種類が存在しています。
上の画像は、スプレッドが原則固定のスプレッドの表示です。
1つずつ解説していきます。
変動制は、スプレッドが常に変動するスプレッドです。
日本のFX会社は、『変動制スプレッド』の方が少ないです。
原則固定は、スプレッドが原則として、決められた数値になります。
日本のFX会社は、原則固定を採用している場合がほとんどです。
あくまでも、原則固定なので、時間帯や状況によってはスプレッドが広くなります。
次の章では、『原則固定スプレッドが広がりやすいタイミング』を紹介していきます。
スプレッドが広がるタイミング
スプレッドは以下のタイミングで広がりやすくなります。
- 日本時間の早朝(6:00~8:00時頃まで)
- 経済指標発表時前後
- 各国の祝祭日(年末年始・クリスマス など)
- 「大きな災害時」や「戦争やデモなどの予想外の出来事発生時」
この時間帯には、取引を控えるのが無難です。
まとめ:スプレッドとは、実質の手数料
スプレッドについてまとめておきます。
- スプレッドは、売値と買値の差額
- 「取引回数が多い人」・「金額が大きい人」は特に重要
- 単位は、『銭』と『pips』
- スプレッドは、「早朝」・「指標前後」・「祝祭日」・「予想外の災害やニュース」で広がりやすいので注意
以上です。
スプレッドは、基本的に狭ければ狭いほど有利に取引できます。
FX口座選びの際は、「ツールの使いやすさ」や「サポートの充実性」なども重要になりますが、今回解説した『スプレッド』も口座選びの要素として重要にするべきだと言えます。
皆様が、自分にピッタリのFX口座を選べる事を心から祈っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
スプレッドが狭いオススメのFX口座
https://sawamura-shin-fx-kouryaku.com/fx-supureddo-hikaku/