「FXのスワップポイントって何?」
「あと、スワップポイントの基本情報や注意点があれば知っておきたい!」
この記事では、こんな悩みを解決します!
- FXのスワップポイントとは?
- FXのスワップポイントの注意点
- FXのスワップ投資のオススメ通貨ペア
FX歴4年の元専業トレーダーが徹底解説。
『スワップポイント』は、FXの取引で必須知識です。
スワップポイントを知らずに取引することは、実際の利益や損失額に関わってくるのでしっかりと理解しておきましょう。
この記事では、誰にでも理解できるように簡単に説明していくよ!
それでは、見ていこう!
FX スワップポイントとは?

スワップポイントとは、2つの通貨の金利差のことです。
基本的に金利の低い通貨を売り金利の高い通貨を買うことで、毎日スワップポイントを受け取ることができます。
- 金利の低い通貨:日本円・ユーロ・スイスフラン など
- 金利の高い通貨:南アフリカランド・メキシコペソ・トルコリラなど
スワップポイントは、「支払う」場合もある
逆に、金利の高い通貨を売って金利の低い通貨を買った場合は、スワップポイントを支払う必要があります。
こちらもエントリーしている間は、基本的に毎日スワップポイントを支払う必要があるので、長期保有する際には注意が必要になります。
- 金利の低い通貨を売り、金利の高い通貨を買う場合=『スワップポイント受け取り』
- 金利の高い通貨を売り、金利の低い通貨を買う場合=『スワップポイント支払い』
スワップポイントの「付与」・「支払い」のタイミングとは?

スワップポイントは、各営業日の終了時(NY市場がクローズするタイミング)に「付与」「支払い」が行われます。
営業日の終了時間は、FX会社により多少異なりますが、日本時間では6時50分前後(夏時間の場合は、5時50分前後)となります。
営業日終了時にはメンテナンスが入る場合がほとんどで、メンテナンス終了時にスワップが付与されているパターンが多いです。
土曜日と日曜日の分のスワップポイントは、他の日に付与されます。
水曜日の営業日終了時にまとめて3日分付与される場合が多いのですが、FX会社によって異なるので、各FX会社の『スワップカレンダー』で確認しておくようにしましょう。
次の章では、「スワップポイント」や「スワップ投資」の注意点について解説していくよ!
FX スワップポイントの注意点とは?
スワップポイントは、魅力的ですが注意点も多いです。
この章では、スワップ投資をする際に注意すること4つ紹介していきます。
注意点は以下の4つです。
- 付与されない日がある
- 金額が変わる
- FX会社によりスワップポイントの金額が異なる
- スワップ目的は大損の可能性あり
早速確認していこう!
付与されない日がある
スワップポイントは、祝日などの関係上で付与されない日があります。
大型連休前などは、まとめて付与される場合があるので注意しましょう。
日によって金額が変わる
スワップポイントの金額は、毎日同じとは限りません。
「昨日は15円もらえたのに今日は7円だった。」
そんなことも良くあるので覚えておきましょう。
FX会社によってスワップポイントの金額が異なる
FX会社によって付与されるスワップポイントが異なります。
1日当たりの金額は少なくても、長期で運用する場合は大きな金額になるので、出来るだけスワップポイントが高いFX口座を選ぶようにしましょう。
またFX会社によっては、支払うスワップポイントが高過ぎる場合があるので注意しましょう。
スワップ目的は大損の可能性あり
スワップ目的の取引は、大損する可能性が高いです。
特に新興国通貨は、スワップポイントが高いですが、リスクもかなり高くなっています。
下のチャートをご覧ください。

このチャートは、トルコリラ/円の月足チャートです。
2008年は、1トルコリラ=約100円でしたが、2020年12月では13円付近になっています。
このように新興国通貨は、かなりリスクの高い通貨だということを理解しておきましょう。
スワップ投資は、スワップ金利以上の損失を被る場合がある。
また、勝ち組トレーダーはスワップポイントを意識しない人が多いと言われています。
新興国通貨は、一気に売られ急落するリスクが高いので損切りが大切なんだよ。
次は、スワップ投資にオススメな通貨ペアを紹介するね!
FXのスワップ投資にオススメの通貨ペアとは?
スワップ投資にオススメの通貨ペアはこちらです。
- 南アフリカランド/円
- メキシコペソ/円
理由を解説していきます。
まずはこちらの『各国の政策金利』をご覧ください。
国名(通貨) | 政策金利 |
日本(円) | -0.10% |
米国(ドル) | +0.25% |
EU(ユーロ) | +0.00% |
イギリス(英ポンド) | +0.10% |
オーストラリア(豪ドル) | +0.10% |
ニュージーランド(NZドル) | +0.25% |
カナダ(カナダドル) | +0.25% |
スイス(フラン) | -0.75% |
中国(人民元) | +3.85% |
南アフリカ(ランド) | +3.50% |
メキシコ(ペソ) | +4.25% |
トルコ(リラ) | +15.00% |
※2021年2月8日現在の数値です。
高金利通貨は、「メキシコペソ」と「南アフリカランド」がおすすめです。
「トルコリラ」も金利が高いのですが、経済情勢が良くないのでおすすめできません。
低金利通貨は、円がおすすめです。
理由は以下の2つです。
- 取引コストが安い
- 情報が入手しやすい
低金利通貨には、スイスフランやユーロもありますが、日本円の場合は2つの通貨に比べて取引コスト(スプレッド)が低いというメリットがあります。
また、円は日本の通貨なので、私たち日本人はすぐに情報を入手できるというメリットがあります。
EU(欧州)やスイスの情報は、どうしても入手しづらく、情報が入るのも遅くなりがちです。
まとめ:FX スワップポイントとは?
記事のポイントをまとめました。
- スワップポイントとは、2つの通貨の金利差
- スワップポイントは、支払う場合もある
- スワップ投資は、注意点も多いので注意する
- オススメの通貨ペアは、「メキシコペソ/円」・「南アフリカランド/円」
スワップポイントは、「デイトレーダー」や「スキャルパー」などのようにその日のうちに決済する場合は、特に気にする必要がありません。
しかし、「スウィングトレーダー」や「中長期トレーダー」は、使用するFX会社によって大きく損をする可能性が高いのでしっかりと理解しておく必要があります。
また、スワップ投資は結果的に損をする人が非常に多いのが現状だということを理解しておきましょう。
皆様が自分のピッタリのFX口座で取引できるよう心から祈っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。