仕事に行くと毎日イライラする事ありますよね。
「こっちだって頑張ってるんだから八つ当たりするな」と思ってしまうなんて当たり前です。
しかし、どの立場の人も毎日頑張っているからこそストレスはつきものです。
今回は、仕事中イライラして疲れる、嫌になる人の原因や対処法、予防法など紹介します。
毎日の仕事を少しでも楽にしましょう。
仕事中にイライラすると起こる4つのデメリット

仕事中にイライラすると起こるデメリットを書き出してみましょう。
定年を過ぎても続くかもしれない仕事でストレスを溜めてしまうのは体にも危険です。
ストレスを溜めたことで起こってしまう悪循環に目を通していきます。
心身にストレスがたまり体調が悪化
精神面と脳は繋がっているため、ストレスが溜まると体調が崩れてしまいます。
ちょっとした風邪ならまだ良いですが、高血圧になり脳卒中などの3大疾病に繋がる可能性があります。
「どうせそこまではいかない」と思っていても、ストレスが溜まっているときは自分の本当の状態が見えていない事が多いです。
また、うつ病や適応障害などの精神疾患になる可能性もあります。
これらは辛いなど弱った人が悪化した印象が強いですが、イライラするということは自分に余裕がない証拠です。
どんな感情であれ余裕がないと精神面と健康面に影響が出てしまいます。
人間関係が悪化
嫌だと感じている人だけではなく、自然と周りの人とも関係が悪くなってしまいます。
「周りの人とは仲が良いから大丈夫」と思っていても、表に出さないだけで不快に思う人は沢山います。
愚痴を聞いたり荒い態度を見ていると「あの人の近くにいたら飛び火がきそう」「聞いてるだけでも気分が悪い」など気が付かないだけで周りの空気も壊してしまいます。
公共の場所で自分勝手な人を見かけると不快になるのと同じです。
自分が嫌だと感じたことを振り返り、周りを巻き込んでいないか考えてみましょう。
せっかく周りの人と良い関係なのであれば、嫌な人のために壊す必要はありません。
集中力が低下しミスが増える
イライラに意識が向くと集中力も下がってしまいます。
集中力が下がると普段はしないような些細なミスが発生し、さらに怒られてしまう悪循環が生まれます。
楽しいことが頭に浮かぶのはよいのですが、マイナスな感情は頭に内容が入ってこなくなるため出来るだけ取り除くようにしましょう。
楽しいことを考えてみたり、お手洗いに行って作業場から離れてみたりなどちょっとしたクールダウンを挟むと良いです。
食欲不振になる
イライラに限らずストレスがたまるとジャンクフードなど味の濃いものが食べたくなります。
味が濃いものを一定期間食べたと思えば、汁物のみなど食事らしい食事をしなくなります。
あるいは、ストレスからゼリー飲料など食事とは言いにくいものが続く人もいます。
ストレスから食欲不振になり、栄養バランスが崩れると体調も崩れ肌や髪などにも影響を及ぼします。
いくら栄養が凝縮されたゼリー飲料でも、身体に良いわけではありません。
正しい方法で栄養を取りましょう。
1日の食事を振り返って、前より味が濃い物が増えてきたと感じたら少しずつ調整していきましょう。
栄養バランスが取れていると、自然とストレスを溜めにくくなります。
なぜ、仕事中にイライラしてしまうのか?

皆さんがイライラしてしまうのはどんな時が思い浮かびますか。
イライラしている原因が分かれば対処したり避けることができるかもしれません。
他人に期待している
自分の周りの人に期待していませんか。
上司には「部下の面倒を見るのは当たり前」「仕事を振るなら任せきりにしない」などやってくれるものだという思いがあります。
同期には「愚痴に共感してくれる」など同じ目線や仲が良いからこその思いが、後輩には「教えたら数回以内に覚える」「積極的な姿勢」など自分ならこうするのにと重ねて見ている部分もあります。
仕事相手などでも約束の時間は守るなど最低限の期待はしてしまいます。
その期待から外れた行動をしたときにイライラとして現れがちです。
「この人ならできるかもしれない」と思いつつ、出来なかったときのことも同時に考えるようにすると気持ちの準備ができるので少し緩和されます。
仕事量が多すぎる
仕事量が多いと時間や作業に追われて休憩中も頭から離れなくなります。
休みたくても「何時までに何個終わらせなければ」と作業をしていなくても追われてしまいます。
どんどん心に余裕がなくなり仕事や自分に対して、最終的には会社のすべてが嫌で仕方がなくなります。
仕事が溜まっていたとしても、タイムスケジュールを組んで整理してみましょう。
自分にしか見えないところでこなせる範囲の予定を組み、チェックを付けていきましょう。
小さなことでもこなせたという事実で少し気が楽になります。
無茶ぶりが多い
特に休憩に入る前や帰宅前に仕事を振られるとイライラしますよね。
上司なら「その後も職場に残るんだから自分でやればいいのに」と思ってしまいます。
こういう時は「黙ってやっている私偉い」と頭の中で褒めまくりましょう。
態度に出してはいけませんが、頭の中だけでも自分が上の立場だと思って解消するのも1つの方法です。
振り回されていると感じることがイライラにつながるため「自分が振り回しているんだ」くらいの気持ちを作ることでストレスをためにくくします。
周りでも愚痴が多い
周りでも愚痴や荒い態度をとる人が多いと、その空気に飲まれてしまいがちです。
緊張が移るように、愚痴を言われるとその繋がりで嫌だったことを思い出して、一緒になって愚痴を言うようになります。
気分転換として話をしたくても、楽しい話が少ないとどんどんマイナスな感情にはまってしまいます。
無理やりでもポジティブな話が出来る人と会話をするようにしましょう。
会話は対面やメール、電話など手段は何でも大丈夫です。
仕事中にイライラを解消する4つの方法

イライラしても解消方法があれば、溜め込みすぎずに済みます。
定番から忘れがちな対処方法まで紹介します。
イライラの解消方法を頭の隅に置いておきましょう。
甘いものを食べる
休憩中にチョコレートや飴、キャラメルをゆっくり食べると気持ちを落ち着かせることができます。
この時にバリバリ勢いよく食べてもあまり効果はありません。
チョコレートやキャラメルも、半分は舐めるつもりでゆっくり食べましょう。
食べているときに鼻から深呼吸をしてみるとよりリラックスできます。
さらに、可能であれば人が集まっていない落ち着ける場所で行うのが良いです。
作業場周りを片付ける
自分のデスクや鞄、財布の中など些細な所を整理しましょう。
目に付くところが整理されていて視覚的に余裕があると、自然と集中力が上がり仕事の進みも良くなります。
整理することが習慣になると、気が付いたら心にも余裕が出てきて前よりイライラすることが減ることもあります。
人は環境に左右される生き物ですので、関係なさそうな部分でも整えていきましょう。
「私は片づけた」と出来たことを褒めるのも気持ちの切り替えにおすすめです。
イライラの原因を書き出す
イラっとしたらすぐに原因と気持ちを書き出しましょう。
些細なことも書き出すことで「どんな時に何を感じるのか」を理解することができます。
書き出すときは、スマホのメモ機能やSNSではなく紙に書き出すようにしましょう。
SNSだと万が一見られたときに証拠として残されてしまいトラブルになってしまいます。
アナログですが、人に話したり書き出すことが一番効果的です。
趣味をつくる
ただ趣味を探すのではなく、お金がかかるものとお金をかけずにできるものの両方を見つけるようにしましょう。
お金のかかる趣味だけだと、ストレスがたまった時に限って金欠で発散できない事態が生まれてしまいます。
しかし比較的お金のかからない趣味を見つけておけば、ちょっとした気分転換ができます。
ボーナスや少しお給料が良い月にご褒美としてお金のかかる趣味を組み込めば、より頑張ってよかったと思えるようになります。
また、アウトドアとインドアも両方見つけていると選択肢も増えて健康にも繋がります。

仕事でイライラしないために日常でできること

出来る事なら最初からイライラしないで過ごしたいですよね。
些細なことを習慣化してしまえば、それを叶えることができます。
睡眠時間を見直す
ストレスが多いと、意味もないのにSNSを長時間眺めていることがあります。
寝る前も同じで、気が付いたら残り数時間しか寝られないということになってしまいます。
睡眠時間が少ない方は増やして目や脳を休ませたいですが、反対にストレスから睡眠時間が長くなる人もいます。
身体が現実逃避をするように寝すぎてしまうのです。
ストレスや健康面を見たときの理想の睡眠時間は7時間です。
5時間以内だと疲れは取れずストレスをためてしまい、8時間以上だと体が疲れてしまい頭もボーっとしてしまいます。
少しずつ理想の睡眠時間に近づけていきましょう。
考え方を変える
家を出発してから帰宅するまで、仕事や人間関係で頭がいっぱいになりがちです。
「今日も怒られるんだろうか」「まだ終わってないのに仕事増やされたらどうしよう」などイライラや不安で埋め尽くされていませんか。
そうなってしまうとどんなにデスク周りを整理しても甘いものを食べても毎日辛いままです。
そうならないように「今日も仕事に来てあげたぞ」くらい強気で考えるようにしましょう。
最初は当然、違和感もありすぐにイライラが勝ってしまいますが気が付いたら前ほどイライラで埋め尽くされることはなくなります。
堂々と笑えるようになってからも続けるとポジティブ思考へと変わっていけます。
まとめ

いかがでしたか。
仕事は生きていくためには必要不可欠です。
その仕事がストレスになってしまうと毎日が辛くて嫌になってしまいます。
今回紹介した対処法や予防法は、職場に限らず辛いと感じたときに使える方法です。
関係ないような出来事でも取り入れてみると案外気持ちが楽になるものです。
ただ耐えるより、こっそり頭の中でイライラを解消していきましょう。
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