4月21日18時00分現在、
トルコリラ円は、13.200付近まで下落しています。
「正直、トルコリラはどこまで下がるの?」
「トルコリラの買い時はいつ?」
こんな疑問が多いと思います。
僕は、トルコリラを3年ほど取引してきましたが、正直まだまだ上がらないと考えています。
ただし、2023年にトルコリラが上がる可能性を見つけました!
今回は、その根拠と理由を解説していきます。
現状のトルコリラは絶望的

現状トルコリラが上昇することは、まず無いと思っています。(大きなニュースがあれば別ですが)
なぜなら、テクニカル分析的にもファンダメンタルズ分析的にも、上昇する気配が全くないからです。
こちらのチャートをご覧下さい。


上の画像がトルコリラ/円の月足のチャートです。
見事に下がり続けていますね。
下の画像は、トルコリラ/円の週足チャートです。
こちらも、たまに上昇する程度で基本的に下落し続けています。
このように、チャート分析してもトルコを買いたいと思う投資家が少ないのです。
もちろん、買う人がいなければ価値が下がってしまいます。
また、トルコは地政学リスクが高い国です。
リスクが高い=投資しづらいこともトルコの価値が上がらない原因と言えるでしょう。
トルコの地政学リスクについては、以下の記事にまとめているので是非ご覧くださいね。
https://sawamura-shin-fx-kouryaku.com/toruko-tiseigakurisuku/
2023年にトルコリラ買いのチャンスが来る可能性あり

そんなトルコリラですが、上がるチャンスがあるとすれば2023年だと思います。
「なぜ2023年に上昇する可能性があるのか?」
その理由と根拠を解説していきます。
ローザンヌ条約の終了で石油の採掘が可能になる
トルコは、現在「ローザンヌ条約」により、石油や天然ガスなどの採掘や生産が禁止されています。
ローザンヌ条約は、第1次世界大戦で敗戦した際に、「損害賠償を払わない代わりに100年間地下資源を採掘してはいけない」という条約です。
その条約が2023年にやっと終わるのです。
トルコは、現在地下資源が取れずに、石油や天然ガスを輸入していますが、もしトルコから地下資源が取れれば、輸入する必要が無くなるのです。
さらに、2020年8月にトルコから「黒海で天然ガス田が発見された」というニュースが報道されました。
これが本当なら、2023年から天然資源の発掘が可能になり、トルコにとって経済的に追い風になる可能性があるのです。
トルコの大統領選挙
2023年にトルコの大統領選挙があります。
その結果次第では、トルコの経済対策が大きく変わるので、トルコにとって追い風になる可能性があるのです。
現在のトルコ大統領「エルドアン大統領」は、独裁的な政治を行っており、トルコ価格が上がる可能性のある金利の利上げを嫌っている大統領です。
実際に、トルコの中央銀行が利上げを行った際に、そのトルコ中銀総裁を解任しています。
大統領が介入することは、中央銀行の独立性が損なわれることからトルコリラの暴落につながりました。
もし、選挙の結果で大統領が変われば、相場はポジティブな動きをする可能性が十分あるのです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「2023年にトルコの買い時が来るかも」という話をしてみました。
ただ、トルコが絶望的な状況は変わりありません。
あくまでも、可能性がある程度で考えていただけると幸いです。
引き続きトルコの地政学ニュースに注目しつつ、皆様に発信していきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。